たい焼き屋さんのアルバイト

私が初めての初めてのアルバイトは近所のたい焼き屋さんでした。
商店街に位置していて、昼頃になるとたくさんの親子連れが一組10個単位でたい焼きを買い求めていました。

初めてのアルバイト経験なので、まず教わった事は注文を聞いてたい焼きを袋につめる、という作業でした。そして徐々に慣れてきたら接客から、たい焼きを作る作業に移っていきます。

たい焼き作りで一番時間も体力もいるのがあんこ作り。30キロ程あるあずきを大きな釜に入れて、水を注ぎ炊いていきます。火を入れている間は固まらないようにつねにかき混ぜていなければなりません。
そして投入される砂糖の量もこれまた大量です。こんなに入っていて甘すぎやしないだろうか?と思うほど。
完成したあんこは、ふっくらと炊きあがって、甘い香りの湯気が店一杯に広がります。砂糖の量も気にならないくらい、美味しいです。それを別の容器に分けてよっこいしょと運びます。
量が多いので重労働です。

たい焼きにもう一つ不可欠なのは生地ですね。お客さんがいない時はずっと生地を作っていたくらいです。卵と小麦粉を混ぜ合わせて作るのですが、卵をいかに細かく泡立てられるかが決め手。電動の泡立て器を使わず、手動で必死に混ぜます。
そうやって泡立てた卵に小麦粉をさっくりと混ぜて生地は完成です。

あんこも生地も出来た、となれば後は焼くだけです。
しかし、私は焼き方を教わる前に辞めてしまいました。さすがにもう少し長く仕事をしていないと焼けないようです。

今でもたい焼き屋さんの近所を通ると、たい焼きを買っていきます。
自分が中で働いていたから、普通のたい焼きも味わって美味しく食べられます。